[市況]8月3日の東京株式市場|日経平均4円安と小反落も、TOPIXは21年ぶり12連騰で年初来高値更新

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全体概況

8月3日の日経平均株価は前週末比4円36銭安の1万352円47銭と4日ぶり小反落。ただ、取引時間中の高値は23円74銭高の1万380円57銭となり、連日で年初来高値を更新した。安値は34円83銭安と、狭い値幅でのもみ合いに終始した。

一方、TOPIXは7.30ポイント高の957.56ポイントと12日続伸。6月12日の年初来高値950.54ポイントを終値ベースで更新した。TOPIXの12連騰は1988年2月10日から3月2日にかけて16連騰して以来の記録。TOPIXは銀行株など指数寄与度の高い銘柄が大きく買われたことで押し上げられた。

日経平均  
始値10355.23-1.60
高値10380.57+23.74
安値10322.00-34.83
終値10352.47-4.36
TOPIX
始値953.53+3.27
高値958.45+8.19
安値951.89+1.63
終値957.56+7.30
出来高21億4548万株
売買代金1兆4944億円
東証2部2255.04+10.19
日経JQ平均1214.05+2.08
マザーズ指数464.86+1.47
ヘラクレス指数633.83+7.26
東証REIT指数1013.35+22.66

個別株概況

銀行株が高い。モルガン・スタンレー証券が投資判断を「オーバーウエート」に引き上げみずほフィナンシャルグループ(みずほFG)(8411)が6.05%高。7月31日引け後に第1四半期決算を発表、純利益が前年同期比48.3%増の759億円となった三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)は6.01%高。三井住友フィナンシャルグループ(8316)も3%超の上昇となるなどメガバンクが買われた。合併を予定する新生銀行(8303)、あおぞら銀行(8304)はそれぞれ7.86%、8.40%の上昇。銀行セクターは業種別値上がり率2位。

金融セクターではその他金融が4位、保険が5位と高いものが目立った。8月1日付の日本経済新聞朝刊でみずほFGとの資本・業務提携強化が報じられたクレディセゾン(8253)は4.85%高。

7月31日取引時間中に第1四半期決算を発表、売上20%減、営業利益36%減となり、日興シティグループ証券三菱UFJ証券などの投資判断格下げが相次いだ日本通運(9062)は5%を超える下落となった。

日興シティグループ証券が投資判断を2段階引き上げ、目標株価を1300円としたシャープ(6753)は3.23%高。

セクター別騰落率
業種指数前日比
ゴム1341.12+4.36%
銀行173.49+3.62%
繊維450.50+2.89%
その他金融258.21+2.87%
保険677.08+2.82%
輸送用機器1779.81+2.40%
非鉄金属801.52+1.52%
不動産901.94+1.23%
機械865.74+1.05%
石油・石炭950.14+0.92%
水産・農林261.50+0.86%
鉱業504.98+0.76%
海運560.09+0.47%
電気機器1289.97+0.41%
その他製品1638.84+0.32%
サービス703.85+0.32%
証券421.64+0.22%
小売527.78+0.06%
建設457.84+0.03%
卸売789.33-0.01%
医薬1380.68-0.08%
食料806.11-0.14%
鉄鋼750.01-0.14%
電気・ガス683.70-0.18%
空運381.39-0.20%
ガラス・土石810.96-0.30%
陸運1112.56-0.33%
パルプ・紙414.14-0.55%
化学829.01-0.55%
金属製品781.74-0.78%
倉庫・運輸1118.28-0.88%
精密機械2852.00-1.16%
情報・通信1311.99-1.27%
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