アルテックが2011年11月期予想を下方修正、一転減収減益予想に 減配も発表

公開
スポンサーリンク

9月22日、産業機械商社のアルテック(9972)が2011年11月期の連結業績予想を下方修正。売上高を200億円から170億円、営業利益を8億円から3億2000万円、純利益を6億円から3億円に引き下げた。予想1株利益は31円43銭から15円71銭へ減額。また、期末配当予想は1株あたり6円から3円に引き下げた。

前期実績は売上高192億7200万円、営業利益3億2200万円、純利益700万円、1株利益0円39銭。売上高は3.8%増から11.8%減、営業利益は148.4%増から0.6%減の減収減益となった。前期末の配当実績は1株あたり3円で、引き下げ後も同額を維持している。

アルテックでは下方修正の理由を、東日本大震災の影響で主要顧客の設備投資計画が大幅に遅れたことによる商社事業の売上不振などとしている。同社は業績改善の施策として、役員報酬の減額、幹部社員の給与減額、冬のボーナスの削減を実施する。

同時に発表した第3四半期(2010年12月1日~2011年8月31日)決算は売上高123億4600万円(前年同期比14.0%減)、営業損益5600万円の赤字(前年同期3億2300万円の黒字)、最終損益5700万円の赤字(同2億7400万円の黒字)だった。

週明け26日のアルテック株は前場終了段階で5%を超える下落となり年初来安値を更新している。

スポンサーリンク
スポンサーリンク