サイバーエージェント2011年9月期第3四半期も順調

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サイバーエージェントが7月28日に2011年9月期の第3四半期決算を発表しました。
サイバーエージェント 2011年9月期第3四半期決算
売上高営業利益経常利益純利益1株利益
单位:100万円
カッコ内は前年同期比
88620 (+26.1%)10838 (+54.0%)10620 (+51.0%)5574 (+14.4%)8586円
東日本大震災があったにもかかわらず、前年同期をはるかに上回る数字を叩き出しています。 部門別の業績をみると、アメーバピグブーペガールも含んだAmeba事業全体の直近6月のPVは252億PVに達し、前年の146億PVから100億PV以上増加しています。売上高が98.3%増の141億円、営業利益が4倍増の39億9800万円と素晴らしい伸びを見せています。 メディア関連事業も増収増益で、売上が11.8%増の243億円、営業利益が47.4%増の21億円。ソーシャルゲーム事業が拡大しているそうです。日本でソーシャルゲームというとディー・エヌ・エー(2432)やグリー(3632)にばかり注目が集まりますが、サイバーエージェントも結構な利益になっているようです。 ネット広告部門は売上が28.5%増の473億円、営業利益が59.5%増の26億円。 FX事業は減収減益で、売上が6.2%減の54億円、営業利益が33.3%減の21億円でした。これはレバレッジ規制の影響が出たようです。FX業界はレバ規制の影響で各社業績を悪化させていますから、これは仕方のないところでしょう。アメーバ事業が赤字だったころは、FX事業がもたらす利益がサイバーエージェントを支えていましたが、Amebaが立派な収益源になった今、FX事業にそういった役割はありません。同社内における位置づけは今後も下がっていくでしょう。FX自体下火ですし。 第3四半期の決算発表を受けた29日の株価は下落でした。きのう年初来高値を更新し、チャートも三角保合いの頂点に達しつつありましたが、通期業績予想の上方修正がありませんでしたから、これは仕方ないでしょう。今回は無理でしたが、この成長ペースが続く限り、そう遠くないうちに30万円の節を上に抜けるでしょう。 サイバーエージェント 週足チャート 2010年7月~2011年7月
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