関西電力が第2四半期業績予想を公表、大幅減収減益に

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関西電力が9月22日午後3時、非開示だった2012年3月期の第2四半期(2010年4月1日~9月30日)連結業績予想を公表した。関西電力は4月27日に第2四半期予想と通期予想をいったん公表したあと、7月28日に予想を取り下げ未定とした経緯がある。

新たに公表した第2四半期業績予想は売上高1兆4000億円、営業利益450億円、純利益240億円。前年同期実績は売上高1兆3947億5600万円、営業利益1851億1900万円、純利益773億4300万円だった。

なお、4月27日時点での業績予想は売上高1兆4000億円、営業利益1900億円、純利益1000億円だった。今回の予想では営業利益が1450億円、純利益は760億円引き下げられている。この額が福島原発事故の影響によって失われた利益ということになる。

第2四半期の販売電力量は741億キロワット時で、原子力利用率は57.8%だった。関西電力の原発依存率の高さは常々指摘されているが、今後原子力発電の縮小が進めば大きな影響を受けることは間違いない。為替レートは1ドル=80円程度だった。現在は1ドル=76円台で推移しており、今後も円の上昇が続けば、この面では関西電力は恩恵を受けることになる。

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