サンマルク 2011年第1四半期、震災の影響なくなり順調

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サンマルクホールディングス(3395)が5日、2012年3月期第1四半期(2011年4-6月)決算を発表しました。前年同期比で増収増益の好調な内容でした。1-3月にみられた東日本大震災の影響による客足の落ち込みはなくなり、安心できる内容でした。
  売上高売上原価売上総利益販管費営業利益税引前利益純利益
单位:100万円
2007年3月期第1四半期663316744958350914481386808
第2四半期689116875205378714191286700
第3四半期743318315602422113811329761
第4四半期775018765873420316701647936
2008年3月期第1四半期798419246060461914401441813
第2四半期827419356339461517241617923
第3四半期843319986434489615391468829
第4四半期872220136709484218661761994
2009年3月期第1四半期865619996657518114761481834
第2四半期920621437063543116321303733
第3四半期937921157163577713861304728
第4四半期929523087088550615811562899
2010年3月期第1四半期910920917011578112291221681
第2四半期940721027311564416681544882
第3四半期931420777237573615011430802
第4四半期991122357676586518111592888
2011年3月期第1四半期982021957625615914661118599
第2四半期1046522878178637517111702974
第3四半期1040523178088643715141522864
第4四半期1010022187882645612361248681
2012年3月期第1四半期1049622948202666515361495822
サンマルクホールディングス 2006年第1四半期から2011年第1四半期の売上高推移 売上高は104億9600万円と、四半期ベースでの過去最高を更新しました。4月の段階ではまだ震災の影響は残っていたでしょうから、この四半期に過去最高の売上を達成したのは素晴らしいことです。 上のグラフは持ち株会社になった2007年3月期以降の四半期売上高の推移です。前年同期比での増加と、震災で落ち込んだ前四半期からの回復がよく分かると思います。 サンマルクホールディングス 四半期利益推移 営業利益、税引前利益、純利益の推移です。売上が順調に伸びているのに対し、利益面では伸び悩んでます。 2007年3月期以降の販管費率と営業利益率の推移を表したグラフです。売上高に占める販管費の割合が増加し、営業利益率が低下を続けています。売上高が大きく伸びながら、利益が伸び悩んでいるのはこのためです。 販管費のうちの、主な項目の推移です。減価償却費の増加が目立っています。
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宣伝費
役員
報酬
給料及び
賞与
福利
厚生費
水道
光熱費
消耗品賃借料減価
償却費
单位:100万円
2006年3月期332133476727078211843324534
2007年3月期39927259523159241543426265
2008年3月期4662877214392124017275305825
2009年3月期58828681394541444205360401200
2010年3月期72729485444211541200663421459
2011年3月期81731392714531720217768691761
利益の伸び悩みを反映し、2007年以降のチャートは横ばいが続いています。 サンマルクホールディングス(3395) 2006年8月~2011年8月 月足株価チャート 会社側の2012年3月期予想は1株利益325円68銭で、現在の3000円を下回る水準ではさすがに割安感が大きいです。サンマルクは配当性向30%を目標にし、過去5年間で4回増配を行っています。会社計画の達成が見えてくれば、今期も95~100円への増配が期待できます。配当利回りは3%超となりますから、現在のような暴落環境で叩き売られているときはこうした優良株を安く買うチャンスでもあります。 利益成長に陰りが出たのを受け2007年から2008年にかけ株価は3分の1以下まで下落しました。その後、3年間2500円から3500円のレンジで保合いが続いています。1株利益が再び増加に移ることが前提となりますが、そろそろ上に向かい始めていい時期ではないでしょうか。
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