スカパーJSATホールディングス、衛星通信回線好調で第2四半期予想を上方修正

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9月21日、スカパーJSATホールディングス(9412)が2012年3月期第2四半期(2010年4月1日~9月30日)連結業績予想を上方修正。売上高を755億円から762億円、営業利益を88億円から112億円、純利益を46億円から63億円に増額した。スカパーによると、東日本大震災以降に衛星通信回線の需要が増加したことで、宇宙衛星事業の収益が想定を上回ったという。

前年同期実績は売上高705億1800万円、営業利益51億9800万円、純利益8億5800万円だった。売上高は7.1%増から8.1%増、営業利益は69.3%増から115.5%増、純利益は436.1%増から634.3%増へと増収増益幅が拡大する。

通期業績予想は期初に発表した売上高1510億円、営業利益140億円、純利益70億円で据え置き。通期予想に対する第2四半期の進捗率は営業利益が80%、純利益は90%に達している。通期予想もいずれ上方修正される可能性は高いだろう。

22日の株価は寄り付きに1150円(2.9%)高まで上昇したが、その後は売りが優勢になり前場終了段階では450円(1.2%)安と下落に転じた。スカパー株は好業績期待で4月以降上昇が続いていたため、上方修正でいったん利益確定の動きになった。

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