雪国まいたけの放射性物質検査システムを試してみた

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キノコ生産の雪国まいたけが9月12日に、15日から放射性物質検査の新システムを導入すると発表しました。雪国まいたけ製品の放射性物質検査結果を、購入者がチェックできるようにしたものです。この仕組で検査されたまいたけが売っていたのでチェックしてみました。

パッケージの外見はこのようになっています。

雪国まいたけ 放射性物質検査対応製品のパッケージ

私は購入後に検査結果をチェックしましたが、スーパーで購入前に、手に取った製品の検査結果を携帯電話やスマートフォンからその場で確認できるようになっています。パッケージに雪国まいたけのホームページのアドレスが載っているのでさっそくアクセスしてみます。

雪国まいたけ

トップページの右側に検査結果検索へのリンクがあるのでそこに移動します。

雪国まいたけ

パッケージを参考に、製品名をリストから選択し、パッケージの中央下に印字されている製品番号を入力します。製品番号は大文字と小文字を区別しますので、大文字なら大文字で入力します。

雪国まいたけ

正しく入力されていれば検査結果が出てきます。

雪国まいたけ

この検査結果ですが、とんでもなく詳しい! 放射性物質の検査はもちろん、残留農薬や重金属の検査結果も表示されているのですが、開示される検査項目は400項目近く。上に載せた検査結果画面は、はるか下まで延々と続いています。

放射性物質についてはヨウ素131、セシウム134、セシウム137の検査結果が表示されます。検出限界値はいずれも20ベクレル/キログラム。上記のパッケージはこの検査内容で不検出ですから、どこから見ても安心と言えるでしょう。

キノコ類に関しては、チェルノブイリ原発事故後の調査で放射性物質を取り込むことが明らかになっています。実際、野生キノコの検査では国の基準を超える放射性物質が検出される例が相次ぎ出荷停止地域が広がっています。

野生キノコの出荷停止 地域・対象を大幅に拡大 : J-CASTニュース 基準値超キノコ 県内初検出 茨城 – MSN産経ニュース

こうした中での雪国まいたけの対応は、消費者へ安全性をアピールするのに優れた取り組みと言えそうです。安全をただ唱えるだけでなく、実際の行動で証明しているのは好感が持てますね。

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