戦後日本の首相と株価|1972-1989|田中角栄から竹下登まで

公開
更新日
スポンサーリンク

第2次世界大戦以降の日本の首相と平均株価の推移をまとめた。このページでは第1次オイルショックからバブル崩壊に至るまで、田中角栄、三木武夫、福田赳夫、大平正芳、鈴木善幸、中曽根康弘、竹下登まで18年間7人の首相を掲載した。

同時代からの視点に近づけるため、チャートは首相退任時までの表示とした。点線から右側、背景が薄黄色の部分が就任後の株価推移。在任中の平均株価の騰落率は、政権発足日の終値から退任日の終値までを採った。

田中角栄














































































































1968196919701971197219731974
首相在任期間
1972年7月7日~1974年12月9日
就任時平均株価
3695円31銭
退任時平均株価
3970円66銭
騰落率
7.5%
年率換算騰落率
3.1%

日本列島改造論を打ち出し、現在に至る土建屋国家の基を作った。金脈問題を追及され2年足らずで退陣。首相辞任後ロッキード問題で逮捕される。

列島改造論の影響とオイルショックにより激しいインフレを招いた。高度成長期終わる。

在任中の平均株価上昇率は低い。吉田茂以降、バブルの頂点に達する竹下登まで13人の首相で、短命に終わった石橋湛山内閣を除き、平均株価の上昇率が2ケタに達しなかったのは池田勇人と田中角栄の2人のみ。経済成長重視イメージの強い2人の政権下で株価はあまり上昇していない。

三木武夫














































































































1970197119721973197419751976
首相在任期間
1974年12月9日~1976年12月24日
就任時平均株価
3970円66銭
退任時平均株価
4900円19銭
騰落率
23.4%
年率換算騰落率
11.5%

田中角栄が金脈批判により退陣したことで、清廉なイメージを持った三木武夫が首相となる。

在任中の取り組みは政治浄化に費やされ、ロッキード事件の際は田中角栄の逮捕を許可。自民党内左派であり経済政策に力を入れた印象に乏しいが、平均株価は23%上昇。

福田赳夫












































































































1972197319741975197619771978
首相在任期間
1976年12月24日~1978年12月7日
就任時平均株価
4900円19銭
退任時平均株価
6060円37銭
騰落率
23.7%
年率換算騰落率
12.1%

清和会の創設者。池田勇人、田中角栄の積極財政を批判し、一貫して緊縮財政を志向。デノミ実施を度々訴えた。

佐藤栄作内閣で蔵相を務め、戦後初の赤字国債を発行。

大平正芳















































































































19731974197519761977197819791980
首相在任期間
1978年12月7日~1980年6月12日
就任時平均株価
6060円37銭
退任時平均株価
6814円72銭
騰落率
12.4%
年率換算騰落率
8.2%

大蔵省出身。池田勇人の秘書官を務めた。解散総選挙の最中に倒れ帰らぬ人となる。

鈴木善幸





















































































































19751976197719781979198019811982
首相在任期間
1980年7月17日~1982年11月27日
就任時平均株価
6810円41銭
退任時平均株価
7936円19銭
騰落率
16.5%
年率換算騰落率
7.0%

解散総選挙の最中に大平正芳が急逝したことで、同情票を集めた自民党が圧勝。大平派の重鎮だった鈴木善幸に首相の座が転がり込んだ。

西側陣営にロナルド・レーガン、マーガレット・サッチャーと新自由主義の立場を採る保守政治家が相次いで登場する中、ハト派の鈴木善幸は日米関係の悪化を招いた。

中曽根康弘
























































































































1981198219831984198519861987
首相在任期間
1982年11月27日~1987年11月6日
就任時平均株価
7936円19銭
退任時平均株価
2万2795円02銭
騰落率
187.2%
年率換算騰落率
37.9%

レーガン、サッチャーと同時代に指導者となった保守政治家の1人。国鉄、電電公社、専売公社の民営化を実現。

1985年プラザ合意。急激な円高に対応するため低金利政策が採られ、バブル景気始まる。退陣直前にブラックマンデーが起きた。

首相在任日数は後に小泉純一郎に抜かれるまで戦後3位。任期中の平均株価上昇率は佐藤栄作政権に次いで2位。年率換算の上昇率では37.9%で戦後1位。

竹下登



















































































































19821983198419851986198719881989
首相在任期間
1987年11月6日~1989年6月3日
就任時平均株価
2万2795円02銭
退任時平均株価
3万3457円08銭
騰落率
46.8%
年率換算騰落率
29.7%

昭和最後の総理。消費税導入。ふるさと創生事業を実施、全国の市町村に1億円を配った。リクルート事件により退陣。

平均株価はバブル景気に乗り急上昇。わずか1年半の任期で46.8%上昇した。

スポンサーリンク
スポンサーリンク