戦後日本の首相と株価|2001-|小泉純一郎から鳩山由紀夫まで
スポンサーリンク第2次世界大戦以降の日本の首相と平均株価の推移をまとめた。このページでは小泉純一郎以降、安倍晋三、福田康夫、麻生太郎を経て、現任の鳩山由紀夫までの首相をまとめた。
同時代からの視点に近づけるため、チャートは首相退任時までの表示とした。点線から右側、背景が薄黄色の部分が就任後の株価推移。在任中の平均株価の騰落率は、政権発足日の終値から退任日の終値までを採った。
小泉純一郎
2000 | 2001 | 2002 | 2003 | 2004 | 2005 | 2006 |
- 首相在任期間
- 2001年4月26日~2006年9月26日
- 就任時平均株価
- 1万3973円03銭
- 退任時平均株価
- 1万5557円45銭
- 騰落率
- 11.3%
- 年率換算騰落率
- 2.1%
1990年代から郵政民営化を主張し、自民党総裁選に2度出馬。3度目の挑戦となった2001年総裁選で自民党を壊すと訴え人気を得て首相となった。
道路公団、石油公団、住宅金融公庫など特殊法人を民営化し、官から民を推進。竹中平蔵を起用し不良債権の処理に当たった。
2005年、郵政民営化法案が参議院で否決されると衆議院を解散、総選挙に圧勝した。郵政民営化を成し遂げ翌年退任。
平均株価は就任から2年で、当時のバブル後最安値となる7603円76銭まで45.6%下落。その後は一転して上昇。郵政解散に打って出た後の平均株価は急騰となり、2005年8月始値から12月末まで35.3%上昇した。
安倍晋三
2000 | 2001 | 2002 | 2003 | 2004 | 2005 | 2006 | 2007 |
- 首相在任期間
- 2006年9月26日~2007年9月26日
- 就任時平均株価
- 1万5557円45銭
- 退任時平均株価
- 1万6435円74銭
- 騰落率
- 5.6%
- 年率換算騰落率
- 5.6%
岸信介の孫。松岡利勝農水相の自殺など閣僚にスキャンダルが続出、参院選に大敗。体調不良となり就任1年後、所信表明演説の直後に辞任。
福田康夫
2001 | 2002 | 2003 | 2004 | 2005 | 2006 | 2007 | 2008 |
- 首相在任期間
- 2007年9月26日~2008年9月24日
- 就任時平均株価
- 1万6435円74銭
- 退任時平均株価
- 1万2115円03銭
- 騰落率
- -26.3%
- 年率換算騰落率
- -26.4%
福田赳夫の息子。2代続けての世襲首相。
就任時、すでに株価は下がり始めており、世界的なレバレッジバブルが逆回転を始めていた。2008年を通じ不動産会社の破綻が続出。9月1日、辞任表明。9月15日、米リーマン・ブラザーズ破綻。
麻生太郎
2002 | 2003 | 2004 | 2005 | 2006 | 2007 | 2008 | 2009 |
- 首相在任期間
- 2008年9月24日~2009年9月16日
- 就任時平均株価
- 1万2115円03銭
- 退任時平均株価
- 1万270円77銭
- 騰落率
- -15.2%
- 年率換算騰落率
- -15.6%
吉田茂の孫。3代続けての世襲首相。就任直前にリーマンショック。世界的金融危機のなか政権発足。財政出動により景気回復を目指した。
2009年8月30日の衆院選で自民党が大敗し退任。
鳩山由紀夫
2004 | 2005 | 2006 | 2007 | 2008 | 2009 | 2010 |
- 首相在任期間
- 2009年9月16日~
- 就任時平均株価
- 1万270円77銭
- 退任時平均株価
- 騰落率
- 年率換算騰落率
鳩山一郎の孫。4代続けての世襲首相。1998年結党の民主党から誕生した初の首相。衆院選で麻生太郎率いる自民党に大勝し政権奪取。祖父同士もライバル関係にあり、首相となった順序まで同じとなった。民主党幹事長は小沢一郎。
2009年12月現在現任。