アマゾン積ん読 公開 2010年6月15日(火) スポンサーリンク 積ん読って正しくはどう書くんですかね。「積読」と「積ん読」どちらなんだろう。俗語だから正しい表記なんて無いと言うべきなのかな。個人的には漢字の間に「ん」が入ってる「積ん読」や、ツンをカタカナ表記する「ツン読」あたりが好きかな。「ん」をカタカナに変え「積ン読」にしたら小池一夫みたいじゃないですか。 私は本をネットで買うようになってから積ん読の数が猛烈に減ったのですが、世間一般の傾向としてはどうなんでしょう。 なぜ減ったかというと、気になる本があるとAmazonのカートに取りあえず入れてから、「今は買わない」ボタンをクリックして保存だけしておくからですね。読みたくなったら「カートに戻す」ボタンを押してレジに進んで買う。「今は買わない」ボタンを押した商品は「カートに保存した商品」として溜まっていきます。 そういうことをしていたらカートに保存だけして買っていない本が数百冊になってしまった。この状態のことを勝手に「アマゾン積ん読」と名付けたわけです。 アマゾンで本を買うようになる以前は、気になる本があったらなるべくその場で買っていました。見かけたときに買っておかないと、いざ読もうとしたときには手に入りにくくなっていることも多かったからです。アマゾン登場以降は格段に本が手に入りやすくなり、買い損ねることは減りました。ピンポイントで見つけるのが簡単になったし、絶版本もマーケットプレイスや古本販売サイトなどのおかげで買いやすくなった。だから気になる本や読みたい本をいったんカートに保存して、実際に買うのはさあ読もうと思ったときになったんですね。私の場合、本を買うという行動はアマゾン登場以前と以後で、そういう変化があったわけです。机に積む代わりにカートに積むようになったと。 当然この変化は書籍売上の減少につながってるわけです。読まなくても買っていた状態から、読む本しか買わなくなったわけですから。私個人にとってはアマゾンのカート内に本がある状態は、お金こそ払っていないものの、いつでも読める状態に限りなく近いんですね。なので、気分としては積ん読であることに変わりはないのです。ですが、出版社や本屋にとってはあきらかな売上減少なわけで。 で、私と同じような積ん読の変化があった人ってどのくらい居たのだろうとふと思ったのです。私一人のことなら大した事はないでしょうが、同じような人が大勢いればそれなりの書籍売上の減少につながっているだろうなと。 先日、儲け方講座(おちゃらけ編)- Chikirinの日記に「買った商品をできるだけ使わせないという儲け方」というものが書かれていて、積ん読も買ったのに使わない商品の一種だよなと思い、ふとそういう事を考えた。 Media 出版 スポンサーリンク スポンサーリンク Tweet Pocket