曙ブレーキのストップ高はカラ売りヘッジファンドの買い戻しだってさ

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曙ブレーキ工業(7238)が一時80円ストップ高の564円まで買われた。18日に公募価格が決定されるとみてカラ売りしていたヘッジファンドが買い戻しを余儀なくされたとの見方をロイターなどが伝えている。曙ブレーキは18日から25日のいずれかの日に公募価格を決定する予定で、18日は59円安の484円だった。
曙ブレーキは11月9日午後3時10分に公募増資で最大182億円を調達すると発表。発行済み株式が最大26%増加する大規模な増資を嫌気し、株価は9日終値690円から18日終値484円まで29.8%下落していた。

曙ブレーキ日足チャート

9日時点の貸株残高は31万3000株、融資残高は4万6800株で、公募増資発表前の時点で貸借倍率はすでに0.15倍で逆日歩5銭がついていた。翌日から貸株残高は増加を始め、17日に102万株、18日は201万株に達した。売り残の増加をみると、買い戻し説には信憑性がありそうだ。
9日以降の価格推移と貸株残高
日付終値前日比出来高貸株残高
11月9日690円+25円15万3900株31万3000株
11月10日624円-66円111万2000株50万7200株
11月11日607円-17円60万7900株56万2100株
11月12日603円-4円38万6800株66万1900株
11月13日597円-6円53万500株74万1400株
11月16日570円-27円49万3600株91万2300株
11月17日543円-27円68万6500株102万9200株
11月18日484円-59円221万1400株201万1500株
11月19日547円+63円251万300株
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