35歳限界説

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35歳を過ぎると使い物にならなくなるし転職も難しいという指摘をよく見かけるが、あれは何なんだろう。いや、理屈はわかるし、実際そうなんだろう。変に経験を積んで意固地になるし、新しいことは覚えられなくなっていくし、給料は働きに見合わないくらい上がっているし。 ここで重大な問題があるのだが、驚いたことに全ての人はほっといても35歳になる。今35歳の人だと、まあ多分9割の人は使い物にならんと判定されるのだろう。9割は多いな、7割かな。パレートの法則だと8割か。キャリア官僚なんかはここで、天下りが用意されているわけだ。トップに立つ一人だけを残して後は組織の外に出されてしまう。大会社だと子会社へ出向か。最近はもう子会社へ出向なんてコースすらなく即リストラだけど。 となると、そうやってダメ判定される人はどんどん増えてくるんだがどうするんだろう。いやどうすればいいんだろう。野垂れ死にか? 2010年現在の人口ピラミッドでは、団塊ジュニアにあたる人口の多い世代が35歳を越えたわけだ。で、そんな風に人口の多い世代の35歳のうち8割がまとめて使い物にならない判定を受けて、その後どうなるんだろう。なんかもうこのAAしか思い浮かばない。 AA 死ねってことだよ 言わせんな恥ずかしい 35歳すぎたら終わりっていう風潮も、新卒偏重と同じくらい問題があると思うなー。団塊の世代なんかだと終身雇用でなんとかなってしまったんだろうけど。ま、バブル崩壊後にこの世代の終身雇用を維持し多大な報酬を与え続けたことが、下世代の負担を重くし社会全体の活力を削いだんだけど。焼畑農業やったらそのあと木が生えてこなかったようなもんだ。このあたりもベーシックインカムとかの議論が出てくる理由の一つなんだろう。
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