上海地下鉄の使い方

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上海に行ってきた。上海は地下鉄の発展した町で、滞在中の移動に重宝した。初めのうちこそ乗り方が分からず苦労したものの、何度か利用しているうちに分かってきたのでメモしておく。

切符の買い方

窓口と自動券売機がある。窓口は常に長蛇の列で時間もかかる。券売機で買う方が早くていいと思う。 券売機での購入方法は日本とかなり違う。日本の場合、
  1. 目的地までの料金を確認
  2. お金を投入
  3. 目的地までの料金のボタンを押す
  4. 切符購入完了
という流れ。これに対し上海地下鉄は、
  1. 目的地の駅がある路線名をチェック
  2. 券売機画面の一番下に路線名が出ているので、目的地の駅がある路線を選ぶ
  3. 選んだ路線とその路線の全駅が表示されるので、目的地の駅を選ぶ
  4. 運賃が表示される
  5. 複数枚買うならこのとき、お金を投入する前に購入枚数を増やす
  6. お金を投入する
  7. 切符購入完了
理解すればなんでもないことだけど、初めは設計思想が真逆でかなり戸惑った。 券売機は英語モードも選べるので、英語が大丈夫な人はそちらを選んでもいい。 販売機はコインしか使えないものと、コインとお札両方使用可能なものがある。紙幣はかなりしわくちゃになったものでも問題なく使えた。コインのみとコインと紙幣両方大丈夫な販売機の見分け方は、販売機の上に「Coin Only」と表示されているのでそれを見る。一度だけ紙幣投入口のある販売機なのにコインオンリーのものがあって戸惑った。よくあることなのかどうかは不明。

乗り方

全駅で荷物チェックがある。自動改札機を通る前に検査機で荷物をチェックされる。飛行場ほど厳重な検査ではないみたいだけど、入場のたびに検査があるので面倒。入場は改札機上部にあるタッチパネルに切符をタッチしてから通る。 出るときは改札機の手前部分に切符を入れるところがあるので、そこに切符を投入してから改札を通る。 一部の駅では乗り換え時に乗り継ぎが必要になる。一度改札を出てから入場しなおすことになるのだが、日本のように乗り継ぎ用改札はないっぽい。すべての乗り継ぎ駅がそうなっているのかちょっと分からないのだが、虹口足球场站(虹口足球場駅)で乗り換えたときは、一度改札を出た後、すんなりとは入場できなかった。改札をいったん出る時、改札機上のパネルに切符をタッチしてから駅を出て、改札から再入場しようとしたところ、ゲートが開かなかった。最終的に改札の駅員に身振り手振りで説明して通してもらったので、乗り継ぎが可能なことは確か。ひょっとしたら普通に改札機を通って乗り継ぎできる方法があるのかもしれない。知ってる人がいたら教えてください。

路線図

空港に到着すると、地下鉄の路線網と主要駅の周辺図、市内の地図が印刷されたものが置かれている。 ↓こういうやつ。日本と同じですね。 上海地下鉄路線網 セットで各路線の始発と終電が記載された表もついてくるので、持っておくととても便利。 路線図はこのページが参考になりそう。

呼び方

上海国際空港内の案内板 中国での地下鉄の呼び方は「地鉄」。簡体字では「地铁」。駅への標識とかは「地铁」になっている。上海轨道交通(上海軌道交通)と表記されることもあるみたい。ちなみにリニアモーターカーは磁浮。

運行時間

終電が早い! 上海浦东国际机场(上海浦東国際空港)に現地時間で午後10時過ぎに到着し、荷物を受け取り入国審査をすませた時には地下鉄も磁浮(リニアモーターカー)も最終列車が出た後だった。 上海と市内を結ぶのは地下鉄2号線とリニアモーターカーの2路線で、リニアモーターカーの終電は午後9時40分。地下鉄2号線の終電はなんと午後4時30分だ。 どうも区間によっては極端に運行時間が短いようで、始発が午前9時、終電が午後4時という区間がいくつか存在する。それ以外のほとんどの区間は午前5時台に始発があり、終電は午後9時30分から午後10時45分頃なので問題はないが、それでも日本の感覚では最終列車が出るのは早い。 僕は地下鉄10号線の五角场站(五角場駅)近くのMotel168というホテルに泊まったが、この10号線、始発が午前9時、終電が午後4時で滞在中一度も乗れなかった。2010年4月10日に開通したばかりの路線だからだろうか。利用者が増えたら運行時間も長くなるのかもしれない。
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