共同購入クーポン市場2011年8月

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クーポンジェイピーが2011年8月の共同購入クーポン市場動向について発表しています。それによりますと、8月の市場販売総額は27億888万円と、前月の32億124万円から15%の厳しい落ち込みとなりました。

共同購入クーポン市場販売総額の推移

6月まではグルーポンのおせちスキャンダルや東日本大震災の影響もなく順調に拡大してきた共同購入クーポン市場ですが、7月8月と連続して売上が減少し、4月の水準すら下回ってしまいました。ひと月あたり30億円、年額360億円程度の市場で頭打ちとなるのでしょうか? 9月以降の販売動向が気になるところです。

共同購入クーポン市場・上位5社売上推移

こちらは上位5社の販売額の推移です。3位グループの一休マーケット、シェアリー、くまポンが微増傾向を維持しているのと裏腹に、上位2社が販売額を減らしています。ポンパレは10億円割れで、6月には1位のグルーポンを逆転する目前まで行ったのですが、再び大きく離されてしまいました。マックカードの100円セールが奏功して6月に販売額を大きく増やしたのですが、早くも息切れしたようです。

このところ、ハーゲンダッツのギフト券やマックカードの安売りといった目玉セールは、購入経験のないユーザー向けのセールは継続中ですが全ユーザーを対象としては行われていません。バーゲンで人を引き付け続けないと売上は維持できないのかもしれません。

秋の行楽シーズンから年末商戦を迎えるこれから、どのくらい販売額が回復するかが今後の注目点でしょうか。

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