米GROUPONの業績をまとめてみた

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6月2日、米グルーポンがSEC(米証券取引委員会)に上場申請書類を提出した。いろいろ興味深い内容だったので、業績を表にしてみた。もとにした書類はこちら

四半期業績推移

2009年2010年2011年
1-3月期4-6月期7-9月期10-12月期1-3月期4-6月期7-9月期10-12月期1-3月期
単位1000ドル
売上高25233019998169204423687298185231396600644728
粗利益83120939965641199853437372287153309270000
営業損益-31617848-16268571-36819-55967-336129-117148
売上伸び率がとんでもないことになっている。四半期ごとに売上高がほぼ倍増している。1年ごとに倍ではない。四半期ごとに倍である。粗利率は概ね40%前後。

通期業績推移

2008年12月期 2009年12月期 2010年12月期
単位1000ドル
売上高9430471713365
営業損益-1632-1077-420344
最終損益-1542-1341-413386
フリーキャッシュフロー-1545722072204
フリーキャッシュフローはすでに黒字となっている。なお、2011年1-3月期のフリーキャッシュフローは697万ドルだった。

地域別業績

下は2011年1-3月期の地域別売上高と営業利益。
売上高営業利益
単位1000ドル
北米29789738610
国際34683143009
2010年1-12月期は北米の売上高が4億4831万ドル、国際が2億6504万ドルで、北米での売上高が全体の62%を占めていた。それが今年の第1四半期には北米46.20%、国際が53.80%と比率は逆転している。昨年後半に世界各国で地元の割引チケット共同購入サービス企業を買収したが、これらが寄与しているのだろう。日本でQpodを買収したのも2010年8月のことだった。国際展開の速さという点でも驚異的なペースだったことが分かる。 同社はよく「史上最速の成長企業」と紹介されてきた。今回明らかになった業績は、その称号が偽りでなかったことをよく示している。とにかく驚異的な伸び率だ。この成長ペースがどこまで続くのか目が離せない。
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