ヤフー、10月1日付でオーバーチュアを吸収合併|ネット広告のシェア拡大目指す
スポンサーリンクヤフー(4689)は8月28日、連結子会社のオーバーチュアを10月1日付で吸収合併すると発表した。ヤフーは吸収合併の目的を、リスティング広告の分野でヤフーのブランド力を生かした新規広告主の獲得や、ディスプレイ広告などの広告商品を組み合わせ質の高いサービスを提供し、インターネット広告市場でのシェア拡大を図ることとしている。
オーバーチュアの2009年3月期の業績は売上高928億6200万円、営業利益41億5400万円、経常利益42億8000万円、純利益18億4400万円。オーバーチュアは2007年8月にヤフーの100%子会社となっているため、この吸収合併でヤフーの業績予想に変化はない。
オーバーチュアは、米Overture Servicesの日本法人として2002年1月に設立され、同年12月から検索連動型広告「スポンサードサーチ」を提供してきた。2003年に米Yahooが米Overtureを買収、これに伴いオーバーチュアも米Yahooの傘下に入った。ヤフーは2007年4月にオーバーチュアの譲受で米Yahooと合意、同年8月31日に1342万6000ドル(約15億5700万円/為替レートは当時)でオーバーチュアの全株式を取得、完全子会社化した。
以下はオーバーチュアの過去の業績で、判明している年度を表にした。
売上 | 営業利益 | 経常利益 | 純利益 | |
---|---|---|---|---|
単位:円 | ||||
2005年12月期 | 289億9000万 | 13億300万 | 12億9000万 | 11億4400万 |
2006年12月期 | 457億6700万 | 11億3500万 | 11億2000万 | 2億2300万 |
2009年3月期 | 928億6200万 | 41億5400万 | 42億8000万 | 18億4400万 |
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