［市況］11月9日の新興市場｜力なく下げる展開続く

全体概況

11月9日の新興市場は日経ジャスダック平均が0.69％安と3日続落、東証マザーズ指数は0.32％安と5日続落、大証ヘラクレス指数は0.86％安と反落した。ジャスダック、東証マザーズ、大証ヘラクレスの主要3市場合計の出来高は6727万株、売買代金は287億円。値上がり290銘柄、値下がり555銘柄。新高値6銘柄、新安値32銘柄だった。

個別株概況

日本風力開発（2766）が1万6000円安の33万5000円と大幅反落。6日引け後、2010年3月期の第2四半期連結業績予想と通期の単体業績予想を修正。第2四半期の連結最終赤字予想を19億円から12億4200万円に上方修正した一方、通期の単体営業利益予想は31億円から28億円に減額。日本卸電力取引所の取引価格が低迷していることが下方修正の理由としている。通期の連結業績予想は売上高100億円(前期比38.9％増)、営業利益40億円(同34.8％増)、純利益14億円(同68.5)％増で据え置き。

エフティコミュニケーションズ（2763）が3000円ストップ高の2万5300円と買われた。6日引け後、2010年3月期の第2四半期連結業績予想を修正。営業利益を1億8000万円から2億7100万円に、純利益を7000万円から1億400万円に増額した。上方修正後のEPS（１株利益）は1123円58銭。