[市況]1月13日の東京株式市場|日経平均144円安と急反落、人民銀金利上げによる中国株式市場下落につられる
スポンサーリンク東京株式市場概況
1月13日の東京株式市場は、日経平均株価が144円11銭安の1万735円3銭と3日ぶり反落、TOPIXは10.11ポイント安の944.02ポイントと7日ぶり反落。東証1部の出来高は31億4291万株、売買代金は1兆6184億円。騰落銘柄数は値上がり474銘柄、値下がり1105銘柄。25日騰落レシオは110.05%。新高値は30銘柄、新安値は1銘柄。1日の流れ
1月12日の米国株式市場は反落。1月13日の東京外国為替市場は1ドル=90円90銭から91円35銭で推移。東京証券取引所は日経平均が83円66銭安の1万795円48銭で寄り付き、一時12円安まで下げ幅を縮小。TOPIXは一時プラス転換した。中国人民銀行が12日に発表した預金準備率引き上げにより、中国株式市場で上海総合指数が急反落し取引を開始。後場の東京株式市場は下げ幅を広げる展開となった。 上場廃止懸念から連日のストップ安となった日本航空(JAL)(9205・東1)の出来高が8億2296万8000株に達し、東証1部の出来高は昨年6月12日以来の30億株超となった。規模別・業種別動向
規模別株価指数は大型株が1.18%、中型株が0.92%、小型株が0.64%下落。 東証1部の業種別株価指数は全33業種中、4業種が上昇、29業種が下落。値上がり率1位は情報・通信で0.93%上昇。続いて小売が0.31%、電気・ガスが0.16%上昇。値下がり率1位は空運で11.21%下落。続いて鉄鋼が3.52%、証券が2.82%下落。個別株動向
日本航空(JAL)(9205・東1)が連日のストップ安。30円安の7円で引けた。一方、前日ストップ安となったJAL系商社のJALUX(2729・東1)はストップ高。貸借取引の申し込み停止措置により買い戻しが入ったとの観測がでている。 日東電工(6988・東1)は110円高の3630円と3日続伸し新高値。JALに変わる日経平均採用銘柄の有力候補とみられたことに加え、メリルリンチやクレディ・スイスが相次いで評価を引き上げたことで買われた。 ベスト電器(8175・東1)が64円安の281円と反落。傘下の家電量販店さくらやを清算すると発表。あわせて2010年2月期の業績予想を下方修正、営業赤字が6000万円から45億3000万円に、最終赤字はさくらや清算などによる特別損失を計上し、13億7000万円から301億8000万円に膨らむ。これにより、ベスト電器を持ち分法適用会社とするビックカメラ(3048・東1)も投資損失の計上を余儀なくされ、2010年8月期の純利益予想を60億5000万円から16億円に下方修正した。売上高、営業利益はわずかながら増額している。13日終値は550円安の3万2500円。 日清食品ホールディングス(2897・東1)が12日、創業者安藤百福の生誕100周年記念配当、中期経営計画、大規模株式消却を発表。13日の株価は145円安の3025円と急反落。中計で明らかにされた積極的な設備投資に伴う減価償却費の増加や投資収益率の低下を懸念する売りに押された。 スカパーJSATホールディングス(9412・東1)は1100円高の3万8700円と3日続伸。業績予想の増額が好感された。1株利益予想は1247円95銭から2377円05銭に。 東栄住宅(8875・東1)は大幅高。2010年1月期の業績予想を上方修正。長期在庫を一掃するとともに借入金の返済で有利子負債を圧縮。経常利益を12億5500万円から20億円へ、純利益を11億4900万円から17億6900万円へ増額した。1株利益は42円68銭から65円71銭へ増額。13日終値は94円高の812円。 サイゼリヤ(7581・東1)が160円高の1726円と急騰。2010年8月期の業績予想を上方修正。売上高を930億円から950億円に、営業利益を94億円から120億円に、純利益を49億円から65億円に増額。1株利益予想は95円85銭から127円15銭に修正した。 キユーピー(2809・東1)が2009年11月期の連結決算を発表。営業26.3%増益、最終17.0%増益だった。2010年11月期は営業8.8%増益、最終7.3%増益を見込む。1株利益予想は63円94銭。13日終値は5円安の1012円。 アパレルSPA(製造小売業)のパル(2726・東1)が第3四半期連結決算を発表。売上高が500億4600万(前年同期比3.45%増)、営業利益が36億2900万(同14.16%増)、純利益が16億5800万(同20.23%増)となった。通期業績予想は据え置き。1株利益予想は199円11銭。13日終値は155円高の1780円と大幅続伸。
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