[市況]1月27日の東京株式市場|日経平均73円安、円買い進行で後場下落
スポンサーリンク東京株式市場概況
1月27日の東京株式市場は日経平均株価が73円20銭安の1万252円8銭、TOPIXは8.73ポイント安の907.67ポイントと4日続落。東証1部の出来高は19億358万株、売買代金は1兆4981億円。騰落銘柄数は値上がり322銘柄、値下がり1244銘柄。25日騰落レシオは94.58%。新高値は4銘柄、新安値は10銘柄。1日の流れ
26日の米国株式市場は小動き。ダウ工業株30種平均は一時88.27ドル高の1万285.13ドルまで上昇したものの、大引けでは2.57ドル安の1万194.29ドルと反落して引けた。27日朝方の東京外国為替市場は1ドル=89円60銭近辺で推移。 27日東京株式市場は日経平均が18円79銭高の1万344円7銭で取引を開始。前日終値を挟みもみ合う展開となった。前場の取引時間中に黄海で北朝鮮が海上に向け発砲、韓国側が応戦と伝えられたが、目立った反応はなかった。午後0時すぎに円が1ドル=89円20銭近辺まで買われ、後場の日経平均は売りに転換。じりじりと下げ幅を広げ安値引けとなった。規模別・業種別動向
規模別株価指数は大型株が0.88%、中型株が1.07%、小型株が1.08%下落。小型株の下げ幅が大型株を上回り、前日まで続いていた大型株主導の下落から変化がみられた。 業種別の動向は前日に続きディフェンシブセクター買い。東証1部の業種別株価指数は全33業種中、8業種が上昇、25業種が下落。値上がり率1位は医薬で0.58%上昇。続いて食料が0.36%、小売が0.32%上昇。値下がり率1位は輸送用機器で3.1%下落。続いて海運が2.95%、ガラス・土石が2.6%下落。個別株動向
傘下のそごう・西武が運営する西武有楽町店など4店の閉鎖を発表したセブン&アイ・ホールディングス(3382・東1)は60円高の1985円と反発。赤字店舗の閉鎖が好感された。 JR東日本(9020・東1)が高級食品スーパーを展開する紀ノ国屋グループの株式を取得し、完全子会社化すると発表。駅ナカ、駅ビルへの活用を目指す。株価は90円高の6230円と反発。ディフェンシブ買いの流れにも乗った。 日本製鋼所(5631・東1)が名証上場の射出成形機大手、名機製作所(6280・名2)を子会社化すると発表。名機製作所は第三者割当増資により、1株あたり52円で新株式1000万株を発行。全額を日製鋼が引き受ける。名機製作所は14円高の85円と急騰。日製鋼は32円安の1104円と4日続落。 コメリ(8218・東1)が第3四半期決算を発表。売上2.6%増、営業10.0%増、最終13.0%増だった。 医療サイト運営のエムスリー(2413・東1)が9500円高の29万9200円と反発。第3四半期決算を発表、売上29.7%増、営業13.6%増、最終14.3%増だった。通期予想は据え置き。 工場資材のネット通販事業を展開するMonotaRO(3064・東マ)が131円高の1242円と大幅続伸。2010年12月期の業績予想を発表、売上16.9%増、営業26.4%増、最終31.4%増を見込む。1株利益予想は88円04銭。2009年12月期は売上1.0%増、営業22.1%減、最終55.8%減だった。 扶桑薬品工業(4538・東1)が31円高の309円と急反発。26日、大塚製薬とがん治療用ワクチン「OTS102」のサブライセンス契約を締結したと発表し、好感された。「OTS102」はバイオベンチャーのオンコセラピー・サイエンス(4564・東マ)が開発、扶桑薬品が日本での製造・販売権を保持していた。扶桑薬品、オンコセラピーはともに業績予想を上方修正した。オンコセラピーも1万700円高の15万3300円と大幅高。 花王(4452・東1)が107円高の2255円と反発。26日に第3四半期決算を発表。営業7.2%減だった。
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