2011年1月20日の日本株市況|日経平均119円安と4日ぶり反落
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2011年1月20日の日経平均株価は前日比119円79銭安の1万437円31銭と4日ぶり反落、TOPIXは前日比9.68ポイント安の927.19ポイントと3日ぶり反落した。東証1部の出来高は20億4012万株、売買代金は1兆3774億円。値上がり305銘柄、値下がり1245銘柄、25日騰落レシオは126.14%。新高値は50銘柄、新安値は1銘柄。東証業種別株価指数は全33業種中、値上がり4業種、値下がり28業種だった。
日経平均 | ||
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始値 | 10492.32 | -64.78 |
高値 | 10505.63 | -51.47 |
安値 | 10421.83 | -135.27 |
終値 | 10437.31 | -119.79 |
TOPIX | ||
始値 | 932.15 | -4.72 |
高値 | 933.47 | -3.40 |
安値 | 926.32 | -10.55 |
終値 | 927.19 | -9.68 |
各種指標 | ||
出来高 | 20億4012万株 | |
売買代金 | 1兆3774億円 | |
値上がり | 305銘柄 | |
値下がり | 1245銘柄 | |
新高値 | 50銘柄 | |
新安値 | 1銘柄 | |
騰落レシオ | 126.14 |
雑感
スカイマーク(9204)は19日に2011年3月期の純利益予想を下方修正したことで大幅安。一方で売上高と営業利益は上方修正した。純利益は税金費用の増加によるもの。実に結構なことである。これで売上や営業利益が予想を下回っているなら黄信号だが、この2項目が予想を上回っているのであれば問題はない。
2010年初頭の、JALが倒産の瀬戸際にあった頃のスカイマークに加えられた霞が関や大新聞による嫌がらせは記憶に新しい。古い体質の競争力の無くなった企業を守り、新興の伸びる会社を叩くのがこれら既存組織の病弊である。1年前のバッシングは納まったが、いつ何刻再燃するか分からない。税務費用も厳格に見積もっておかなければ、解釈の分かれる事例でも悪質な脱税として叩けるだけ叩くのが霞が関と大新聞の行動原理である。よって、税務費用を厳格に見積もったことによるこのたびの下方修正は賢明な判断である。
どのみちチャートは、吹き値の形を作りつつあり、いったん調整に入るのが必至の状況だった。3ヶ月前に、エアバスA380を調達し、国際線に本格進出すると発表したときにも大きな調整となったが、あの時に似た株価推移になるのではないか。税引き前利益が増加しているので心配はないが、EPSは下がっているので25日線を割り込むこともあるかもしれない。
それにしてもほっておけばどこまで過熱したか分からない状況で、投資家の頭を冷やすこのニュースが出たタイミングは実に素晴らしいものだった。不必要に激しく上昇すると、その後の株価維持にはあまり良いことがない。スカイマークは今後、東証1部上場、国際線本格進出と大きなイベントを抱え、長い上昇が期待できる銘柄だ。こんなところで変な棒上げを挟むのではなく、調整を交えながらゆっくり上がる方が良い。経営陣はニュースを出すタイミングをよく分かっていると思う。
業種 | 指数 | 前日比 |
---|---|---|
大型株 | 930.11 | -1.17% |
中型株 | 986.69 | -0.73% |
小型株 | 1422.93 | -1.03% |
業種 | 指数 | 前日比 |
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パルプ・紙 | 374.58 | +0.78% |
陸運 | 1023.22 | +0.30% |
水産・農林 | 251.78 | +0.22% |
電気・ガス | 616.16 | +0.20% |
空運 | 275.09 | +0.00% |
医薬 | 1316.13 | -0.03% |
サービス | 738.89 | -0.16% |
倉庫・運輸 | 1089 | -0.20% |
鉄鋼 | 623.73 | -0.29% |
食料 | 765.52 | -0.52% |
建設 | 442.84 | -0.63% |
石油・石炭 | 1044.99 | -0.68% |
卸売 | 926.39 | -0.71% |
小売 | 516.58 | -0.75% |
輸送用機器 | 1741.69 | -0.91% |
ガラス・土石 | 806.18 | -0.95% |
情報・通信 | 1330.83 | -0.97% |
金属製品 | 798.31 | -0.97% |
銀行 | 133.54 | -1.10% |
非鉄金属 | 816.81 | -1.19% |
海運 | 536.07 | -1.36% |
保険 | 573.86 | -1.39% |
証券 | 285.32 | -1.39% |
機械 | 983.37 | -1.40% |
精密機器 | 2625.52 | -1.41% |
化学 | 872 | -1.50% |
鉱業 | 370.83 | -1.52% |
繊維 | 470.7 | -1.58% |
ゴム | 1215.92 | -1.74% |
電気機器 | 1387.64 | -1.76% |
不動産 | 912.7 | -1.82% |
その他金融 | 279.36 | -1.87% |
その他製品 | 1437.66 | -2.44% |
新興市場概況
1月20日の新興市場は日経ジャスダック平均が0.32%安、東証マザーズ指数は2.32%安した。ジャスダック、東証マザーズの2市場合計の出来高は5499万株、売買代金は558億円。値上がり314銘柄、値下がり606銘柄。新高値39銘柄、新安値2銘柄だった。新興市場指数 | ||
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日経JQ平均 | 1307.75 | -0.32% |
JQ指数 | 54.05 | -0.63% |
マザーズ指数 | 462.62 | -2.32% |
新興2市場合計 | ||
出来高 | 5499万株 | |
売買代金 | 558億円 | |
値上がり | 314銘柄 | |
値下がり | 606銘柄 | |
新高値 | 39銘柄 | |
新安値 | 2銘柄 |