[市況]2010年3月11日の東京株式市場|日経平均101円高、新高値銘柄数今年最多

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東京株式市場概況

2010年3月11日の東京株式市場は日経平均株価が101円3銭高の1万664円95銭、TOPIXは7.94ポイント高の930.38ポイントと3日ぶり反発。東証1部の出来高は18億2879万株、売買代金は1兆1548億円。騰落銘柄数は値上がり1280銘柄、値下がり281銘柄。25日騰落レシオは102.96%。新高値は60銘柄、新安値は4銘柄。

1日の流れ

3月10日の米国株式市場は小動き。3月11日の東京外国為替市場は1ドル=90円50銭前後で推移。 東京証券取引所は日経平均が64円7銭高の1万627円99銭で取引を開始。前場終値は94円24銭高の1万658円16銭。後場開始後は中国株安を受け1万588円86銭まで上げ幅を縮小したものの、午後2時すぎから再び上昇に転じ高値引け。1月21日以来の1万600円台を回復した。 東証1部の新高値銘柄数60は1月15日の56銘柄を超え今年最多。日経平均の昨年来高値は1月15日に付けた1万982円10銭で、高値奪回と1万1000円乗せが見え始めた。

規模別・業種別動向

規模別株価指数は大型株が0.91%、中型株が0.75%、小型株が0.89%上昇。 東証1部の業種別株価指数は全33業種中、29業種が上昇、4業種が下落。値上がり率1位はその他金融で1.93%上昇。続いて小売が1.77%、不動産が1.71%上昇。値下がり率1位は鉄鋼で0.69%下落。続いてゴムが0.58%、石油・石炭が0.24%下落。

個別株動向

主な新値銘柄は電通(4324・東1)、旭硝子(5201・東1)、住生活グループ(5938・東1)、日立ツール(5963・東1)、オークマ(6103・東1)、アマダ(6113・東1)、牧野フライス製作所(6135・東1)、住友重機械工業(6302・東1)、荏原製作所(6361・東1)、ミネベア(6479・東1)、三菱電機(6503・東1)、ソニー(6758・東1)、堀場製作所(6856・東1)、京セラ(6971・東1)、タムロン(7740・東1)、三井物産(8031・東1)、上新電機(8173・東1)。 トヨタ自動車(7203・東1)は15円高の3460円。米国のトヨタ車オーナー800万~1000万人がトヨタを相手取って集団訴訟。 ブラジル資源大手ヴァーレ2010年度鉄鉱石価格で90%の値上げを提示との報道。製鉄各社が売られ新日本製鉄(5401・東1)は4円安の340円と3日続落、JFEホールディングス(5411・東1)が35円安の3465円と3日続落、前日日経平均採用を好感し買われた日新製鋼(5407・東1)も1円安の185円と反落。一方、資源価格上昇を好感し商社株は上昇。三井物産は41円高の1545円と続伸し連日の新高値。三菱商事(8058・東1)が12円高の2347円、住友商事(8053・東1)は10円高の1010円、丸紅(8002・東1)は6円高の560円。 新生銀行(8303・東1)があおぞら銀行(8304・東1)との合併は不要との結論に達したと英フィナンシャル・タイムズが報道。新生銀は4円安の100円と3日続落。あおぞら銀は4円高の124円と反発。
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