[市況]2010年3月1日の東京株式市場|閑散、1兆円割れ
スポンサーリンク東京株式市場概況
2010年3月1日の東京株式市場は日経平均株価が46円3銭高の1万172円6銭、TOPIXは4.83ポイント高の898.93ポイントと続伸。東証1部の出来高は14億8182万株、売買代金は9829億円。騰落銘柄数は値上がり1041銘柄、値下がり484銘柄。25日騰落レシオは81.47%。新高値は11銘柄、新安値は6銘柄。1日の流れ
前週末2月26日の米国株式市場は小幅高。ダウ工業株30種平均は4.23ドル高の1万325.26ドル。3月1日の東京外国為替市場は1ドル=88円80銭から89円10銭で推移。 東京証券取引所は日経平均が2円70銭高の1万128円73銭で取引を開始。徐々に上昇する動きとなり、後場開始後にこの日の高値1万215円15銭まで買われた。売買代金は9829億円と閑散商状。2月15日、16日に連続して1兆円割れとなって以来2週間ぶりに再び大台を割り込んだ。騰落レシオは2月10日以来約3週間ぶりに80ポイント台に乗せた。規模別・業種別動向
規模別株価指数は大型株が0.59%、中型株が0.45%、小型株が0.45%上昇。 東証1部の業種別株価指数は全33業種中、29業種が上昇、4業種が下落。値上がり率1位はゴムで1.47%上昇。続いて石油・石炭が1.44%、その他製品が1.27%上昇。値下がり率1位はガラス・土石で1.1%下落。続いて空運が0.75%、海運が0.44%下落。個別株動向
現地時間2月27日未明、チリでマグニチュード8.8の地震が発生。記録が残る1900年以降、5番目の規模。銅の供給に影響が出るとの見方から、銅先物価格が急騰した。東京株式市場では銅関連株が買い優勢となった。住友金属鉱山(5713・東1)は14円高の1276円、日鉄鉱業(1515・東1)は16円高の400円。 チリ地震の影響により日本全国で津波警報が発令され、消波ブロックの「テトラポット」を手掛ける不動テトラ(1813・東1)に思惑買いが流入。1日の出来高は418万8600株に達した。2月の1日あたり平均出来高は32万3111株、前日の出来高は11万7400株だった。株価は一時6円高の61円まで上昇、終値は3円高の58円。 鳩山由紀夫首相が27日、ベトナムの原子力発電所建設事業に関し、トップセールスで日本企業の受注獲得を目指す方針を表明。原発関連株の動きは特になし。 内田洋行(8057・東1)は18円安の261円。2010年7月期の業績予想を下方修正。最終損益を0円から24億円の赤字に減額。 飯野海運(9119・東1)が非開示だった2010年3月期の単体業績予想を公表。営業利益9億円、最終損益12億円の赤字とした。連結業績予想は営業利益40億円、最終損益1億円の黒字で据え置かれた。ただ、1日の株価は19円安の469円と下落。市場は連結業績も下振れする可能性が高いとみているようだ。
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