[市況]日経平均191円高、連日の年初来高値更新|7月31日の東京株式市場

公開
更新日
スポンサーリンク

全体概況

7月31日の日経平均株価は191円62銭高の1万356円83銭と3日続伸し、連日の年初来高値更新となった。TOPIXは13.32ポイント高の950.26ポイントと11連騰。ただ、TOPIXは6月12日の年初来高値954.08ポイントを更新しておらず、日経平均との格差が広がっている。NT倍率は7月中旬以降拡大ペースを広げ、7月31日終了時点で10.90倍と、2001年以降では最も高い倍率となっている。一般的にNT倍率の拡大は、ハイテクセクターが内需セクター以上に上昇した際と、相場上昇局面で起きやすいとされる。

日経平均  
始値10275.14+109.93
高値10359.07+193.86
安値10259.57+94.36
終値10356.83+191.62
TOPIX
始値945.55+8.61
高値950.38+13.44
安値943.11+6.17
終値950.26+13.32
出来高23億9424万株
売買代金1兆7434億円
東証2部2244.85+18.87
日経JQ平均1211.97+3.01
マザーズ指数463.39-1.34
ヘラクレス指数626.57+2.15
東証REIT指数990.69+15.97

個別株概況

三井不動産(8801)が増収増益の好決算を発表し、不動産セクター全体に買いが波及。不動産セクターは4.96%の上昇となり、業種別値上がり率1位。三井不動産は5.01%高となった。同じく増収増益野村不動産ホールディングス(3231)は6.94%高。三菱地所(8802)、住友不動産(8830)なども買われた。

トヨタ自動車(7201)系部品各社が決算を発表デンソー(6902)は第2四半期の業績予想を上方修正したことが好感され、連日の年初来高値更新。同じく業績予想を上方修正したアイシン精機(7259)も連日の年初来高値更新した。

任天堂(7974)は第1四半期の売上40%減、営業利益66%減が嫌気され、5.63%の大幅安となった。

ヤフー(4689)は前日に引き続き売られ、3.57%安。ヤフーでも米ヤフー同様マイクロソフト製検索エンジン「Bing」を採用する可能性が高いとの見方が支配的となっている。

7月31日 セクター別騰落率
業種指数前日比
不動産890.95+4.96%
精密機械2885.53+3.21%
倉庫・運輸1128.21+2.60%
証券420.71+2.44%
建設457.70+2.39%
金属製品787.92+2.36%
銀行167.43+2.35%
鉱業501.17+2.28%
海運557.48+2.15%
電気機器1284.64+2.11%
卸売789.39+2.10%
その他金融251.00+2.09%
食料807.20+2.03%
ゴム1285.08+1.81%
保険658.52+1.68%
化学833.57+1.59%
水産・農林259.28+1.40%
小売527.45+1.39%
ガラス・土石813.43+1.35%
繊維437.84+1.12%
輸送用機器1738.04+1.10%
医薬1381.85+1.09%
鉄鋼751.07+1.02%
パルプ・紙416.45+0.88%
非鉄金属789.51+0.87%
機械856.73+0.83%
陸運1116.25+0.55%
石油・石炭941.50+0.28%
情報・通信1328.89+0.21%
サービス701.62+0.08%
電気・ガス684.96-0.43%
空運382.14-0.93%
その他製品1633.64-2.07%
スポンサーリンク
スポンサーリンク