[市況]9月15日の東京株式市場|日経平均15円高、TOPIX1.53ポイント安、騰落レシオは3月12日以来の70%台へ

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全体概況

9月15日の日経平均株価は前日比15円56銭高の1万217円62銭と反発、TOPIXは1.53ポイント安の932.52ポイントと3日続落。14日に90円割れ目前となったドル・円が1ドル=91円台を回復、為替の落ち着きにひとまず安心感が広がり、日経平均は53円67銭高の1万255円73銭と反発して始まった。ただ、積極的に買い上がる動きはなく、ドルの上昇が止まった前場終了間際には一時マイナスに転じる場面もあった。後場は手掛かり難に停滞商状となり、1万200円から1万250円の狭いレンジでの小動きが続いた。

東証1部の出来高は15億5819万株と、大発会をのぞいた実質で9月7日の15億1707万株に次ぎ今年2番目の低水準。売買代金は1兆896億円。騰落銘柄数は値上がり596、値下がり913。25日騰落レシオは78.95%となり、3月12日の76.34%以来ほぼ半年ぶりの80%割れ。この日はTOPIXがバブル後最安値700.93ポイントを付け、相場が大底を打った日だった。新高値は24銘柄、新安値は15銘柄。東証業種別株価指数は全33業種中、値上がり12業種、値下がり21業種だった。

日経平均  
始値10255.73+53.67
高値10292.47+90.41
安値10183.30-18.76
終値10217.62+15.56
TOPIX
始値936.52+2.47
高値940.51+6.46
安値930.97-3.08
終値932.52-1.53
各種指標
出来高15億5819万株
売買代金1兆896億円
値上がり596銘柄
値下がり913銘柄
新高値24銘柄
新安値15銘柄
騰落レシオ78.95

個別株概況

塩野義製薬(4507)が4.76%の大幅上昇。開発中の抗インフルエンザ薬に、中外製薬(4519)が販売するタミフルに匹敵する効果があると米国で開催中の微生物学会で報告し、買いが向かった。他の医薬品株にも堅調なものが目立ち、医薬品セクターは業種別値上がり率1位。

電力株、ガス株が底堅く推移し、電気・ガスセクターは値上がり率3位。日清製粉(2001)が3.46%高、日清製粉グループ本社(2002)が4.80%高となった食料セクターが値上がり率4位とディフェンシブセクターが業種別値上がり率上位を占めた。

FTSE指数採用銘柄の入れ替えにともない、採用となった長瀬産業(8012)やカゴメ(2811)が買われた一方、除外となるコーエーテクモホールディングス(3635)、アイフル(8515)などが売られた。

2010年4月1日に発足する共同持ち株会社トモニホールディングス株式統合比率が発表され、徳島銀行(8561)は10.49%の大幅安、一方の香川銀行(8556)は6.61%の大幅高。統合比率が1対1となりサヤ寄せの動きとなった。

セクター別騰落率
業種指数前日比
医薬1428.49+0.56%
不動産926.72+0.47%
電気・ガス684.58+0.42%
食料816.81+0.30%
小売527.03+0.28%
電気機器1262.40+0.26%
陸運1161.11+0.25%
機械870.86+0.24%
精密機器2649.03+0.15%
卸売788.94+0.11%
倉庫・運輸1097.62+0.04%
水産・農林262.65+0.01%
ゴム1252.64-0.03%
建設442.66-0.04%
輸送用機器1610.61-0.07%
非鉄金属794.07-0.10%
サービス711.24-0.10%
その他製品1559.60-0.31%
銀行155.44-0.40%
証券377.42-0.52%
金属製品808.11-0.70%
化学833.46-0.75%
繊維439.59-0.76%
情報・通信1375.45-0.88%
鉄鋼670.34-1.06%
石油・石炭946.82-1.07%
パルプ・紙427.64-1.13%
海運552.53-1.19%
ガラス・土石763.01-1.35%
保険646.06-1.39%
鉱業534.84-1.50%
空運397.54-1.57%
その他金融240.44-2.40%
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