サイバーエージェントがペニーオークションで自演記事

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先週になるが日経ビジネスがペニーオークションの記事を掲載していた。 第42回:入札を競う「ペニーオークション」の実態とは?:日経ビジネスオンライン 警鐘でも鳴らしてるのかと思ったら単なる紹介記事。なんだかものすごくズレた内容で、ペニーオークションが現在指摘されている問題を避けているような感じ。
ペニーオークションとはオークションを利用したEC(電子商取引)サイトと考えるのが正しいとらえ方ではないかと思います。
出品する運営サイドでは、落札価格が格安で決まることがほとんどで、商品の仕入れだけを考えれば原価割れになるケースも多いはずです。その差額と利益を入札料で補うのがこのビジネスモデルであると考えられます。つまり、出品者(運営サイド)の収益は入札件数によって上下します。入札者が少ないと赤字になるケースもあり、運営者にとってもリスクがあるビジネスモデルといえます。
Swoopoの開始は2008年の末で、まだまだ新しいサービスです。今までインターネット上では革新的なサービスが数多く生み出されてきましたが、最近は新しいサービスの登場が少なくなってきたように感じていました。しかし、Swoopoのようなサービスを見ると、まだまだこれからも新しいインターネットサービスが生まれる余地というのは十分にあるように思います。
一応ギャンブルっぽいとも書いているが、一方ではペニーオークションに問題はないと印象づけようとしている。ペニーオークションについて調べれば、運営者サイドに赤字のリスクがあるなんて思うわけがない。おいおい、日経ビジネス編集部は大丈夫かな~と思ったら裏があった。 記事を書いてるのはマイクロアド代表取締役の渡辺健太郎氏。マイクロアドはサイバーエージェントの100%子会社で、サイバーエージェントが別子会社のシーエー・モバイルでこっそりペニーオークションを運営していることは以前書いた。 そりゃグループ会社でペニーオークションやってるなら歯切れの悪い内容になるわと思った。自分たちも運営している問題のあるサービスを、そのことには触れずに紹介しているんだから不公正にもほどがある。これではまるで自演である。日経ビジネスも掲載する記事はきちんとチェックすべきだろう。
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