2010年4月23日の日本株市況｜日経平均34円安と続落もTOPIXは小幅高、小型株の上昇続く

全体概況

4月23日の日経平均株価は前日比34円63銭安の1万914円46銭と続落、TOPIXは前日比0.03ポイント高の978.20ポイントと反発した。東証1部の出来高は19億9993万株、売買代金は1兆4823億円。値上がり958銘柄、値下がり549銘柄、25日騰落レシオは122.75％。新高値は188銘柄、新安値は12銘柄。東証業種別株価指数は全33業種中、値上がり22業種、値下がり11業種だった。

雑感

小型株買い継続。マザーズ指数を除く新興市場の主要指数はすべて新値。東証2部指数も新値。REIT指数は下げた。

東証1部全体の騰落銘柄数は値上がり958、値下がり549。これが日経平均構成225銘柄では値上がりが81に値下がりが125。

鳩山内閣が退陣し、次の政権が見えてくるまで大型株への流れはこない。ということはやはり夏の参院選がポイントになるだろうから、大型株が買われ始めるのは6月くらいか。実際のところ大型株指数は前週比で－1.90％と下落している。先に調整に入ったわけで、5月中はこの調子じゃないかと思う。

小型株買いがいつまで続くかは分からない。まあでも普通に考えれば決算発表で出尽くしになる5月がポイントか。

先日調べたインヴィンシブル投資法人（8963）が吹いた。

100円ショップのワッツ（2735）が年初来高値。次は2009年10月高値の620円が目標。

ヤフー（4689）が4.04％高。225銘柄中最大の上昇。無料記事のソースが見当たらないのでリンクは無しだが、マッコーリー証券が目標株価を3万6000円から4万1000円に、クレディ・スイス証券は2万7500円から3万4600円に引き上げたみたいだ。

ヤフーが4％上昇しながらソフトバンク（9984）は小幅高にとどまった。昨日割り込んだ200日移動平均線は回復できず、13週移動平均線が急角度で下降しつつある。26週移動平均線とのデッドクロスが目前で、チャートの形はかなり悪い。SIMロックフリー化の流れがかなりの重しになっている。

新興市場概況

4月23日の新興市場は日経ジャスダック平均が0.46％高、東証マザーズ指数は1.27％高、大証ヘラクレス指数は0.98％高とそろって3日続伸した。ジャスダック、東証マザーズ、大証ヘラクレスの主要3市場合計の出来高は6054万株、売買代金は847億円。値上がり580銘柄、値下がり392銘柄。新高値124銘柄、新安値9銘柄だった。