ポンパレ、50万枚販売断念

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先日書いた成立条件50万枚というポンパレのチケット販売だが、結局売り切ることは諦めたらしい。11月10日、リクルートは50万枚という販売成立条件を撤廃し、現時点での申し込みをもって販売成立とする旨を発表した。 以下発表文から該当部分を引用。

私たちポンパレチームは、今回の機会を通じてより多くの皆様に
ポンパレの楽しさを知っていただきたく、このキャンペーンを企画いたしました。
多くの皆様に応援いただきまして、本当にありがとうございます。
チーム一同、この応援を励みにしております。

しかし残念ながら、本キャンペーンについて取引不成立となる見通しが高まってまいりました。

本来であれば、最低成立条件枚数に達しない場合、取引不成立となりますが、
成立を期待していただいている皆様のお気持ちにお応えしたいため
「今回のキャンペーンにおいては、これまでのお申し込み枚数をもって成立させていただくこと」にいたしました。
※チケットの販売は、このまま2010年11月18日11時59分まで継続いたします。

私どもが想定を誤り、最低成立条件枚数を50万枚としたことで、
皆様を混乱させる事態となり、心よりお詫び申し上げます。
これに伴い、ご購入いただいた全ての皆様にお届けできることになります。

個人的には、販売枚数が50万枚に届かずチケット発送は無し、しかしリクルートは購入申込者名簿だけが集まり大成功というパターンすら考えていたので、リクルートの対応は意外だった。私と同様の予想をしている人も結構いたようで、悪評が蔓延する前にリクルートが手を打ったということなのだろう。ポンパレは開始初日にほとんど割引されていないチケットを販売し「炎上」したという経緯があり、再び「炎上」することはなんとしても避けたかったという事情もあっただろう。 実際には、リクルートとしては本当に50万枚を売り切ることができるとみて企画したのだろうし、この結果は想定していなかったと思う。 一つ分かったのは、2010年11月時点では、リクルートの集客力と660円相当の金券を100円で販売するという価格破壊をもってしても、10万人+αしか集客できなかったというグルーポン系サービスの現状だ。この数字を大きいと見るか小さいと見るかは人によって分かれるだろうが、私は日本のグルーポン系市場の成長余地はまだまだ大きいなと思った。
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