2011年7月27日の日本株市況｜日経平均50円安と反落

全体概況

2011年7月27日の日経平均株価は前日比50円53銭安の1万47円19銭、TOPIXは前日比7.09ポイント安の859.11ポイントとともに反落した。東証1部の出来高は17億216万株、売買代金は1兆1631億円。値上がり280銘柄、値下がり1276銘柄、25日騰落レシオは123.47％。新高値は30銘柄、新安値は5銘柄。東証業種別株価指数は全33業種中、値上がり4業種、値下がり29業種だった。

メモ

米債務問題をめぐる協議は難航続く。期限内に債務上限を引き上げられなければデフォルトだが、どうせこういうのは期限ギリギリの、それも夜中に決着したりするのである。期限は8月2日なので、それまでは米株も上がらないしドル安も続く。

円の上昇続く。今日は終日1ドル＝77円台で推移。欧州時間に入ってさらに円高が進み、1ドル＝77円56銭まで買われた。ユーロ・円も欧州時間に円が上昇。1ユーロ＝112円50銭前後。ユーロ・ドルは1ユーロ＝1.45ドルを挟んだ水準でもみ合い。

日経平均は底堅い。1万円に近づくと買いが入る感じ。

エステー（4951）がぶっ飛んでいる。家庭用放射線測定器を発売するというのが材料。普段の出来高が薄いので、こんなしょーもない材料で大幅高である。しかもこの株、2005年12月から昨日まで、5年以上下落トレンドが続いていた。よーやるわと思うけど、しかし今日の上げで5年ぶりに24カ月移動平均をぶち抜いた。案外こういうのがきっかけで上昇に移るのかもしれない。財務が良いのでその点は安心だが、業績はぱっとしないし現値に割安感もない。話題性以外では買いたいと思う部分がまったくない。

ゲンキー（2772）が前場の取引開始と同時に決算を発表し大幅高。167円（6.75％）高の2640円。出店政策が奏功し、売上高の大幅増が続いている。前期の潜在株調整後1株利益は210円、今期は261円を計画。

第一商品（8746）、ヤマタネ（9305）がともに新値。ルック（8029）もまだ続いているみたい。

新興市場概況

7月27日の新興市場は日経ジャスダック平均が0.45％安と続落、東証マザーズ指数は0.05％高と3日続伸した。ジャスダック、東証マザーズの2市場合計の出来高は4626万株、売買代金は409億円。値上がり276銘柄、値下がり571銘柄。新高値18銘柄、新安値3銘柄だった。